apple pipe smoking

それ以上行くんじゃない

今月見た映画 2018年1月

2018年1月に見た映画です。だいたい見た順番。何かを忘れている気がする。

 

スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団

エドガー・ライト監督作品。

ショーン・オブ・ザ・デッド、ホットファズ、ワールド・エンド、そして去年の大ヒット作ベイビー・ドライバーと作品を追っていたものの近所のツタヤには影も形もなくどうしてやろうかと二の足を踏んで数年、去年末にプライム入りしたことで喜び勇んで視聴。なお現在はプライム対象外。

同監督の作品では唯一の原作ものということで少々不安でしたが、蓋を開けてみればテンポのいいカット割りにツボを押さえたBGMとエドガー・ライト節が炸裂。ベックが提供した作中バンドの曲も収録されているサウンドトラックも聞き応えアリ。脇役にアベンジャーズキャプテンアメリカを演じるクリス・エヴァンスや髑髏島の巨神でカメラマンのヒロインを演じるブリー・ラーソンなど今見れば妙に豪華なキャスティングも。

 

 キングスマンゴールデンサークル

前作中盤から行方不明だったハリーの復活とそれに伴うセルフパロディ、成長したエグジーや新キャラのステイツマンに悪役のポピー、メインキャストの一角と言っても過言ではないエルトン・ジョン

と、ファンの期待や宣伝に違わぬ内容もところどころ興が削がれる演出も。まあ楽しければいいんだよ。

前作よりマーク・ストロング演じるマーリンの出番が増え、かっこいいハゲファンも納得の出来。カントリーロードのアカペラを聞け。

「なんじゃそりゃ」と言いたくもなる次回作?への引きまでが本編。

 

ファーゴ

コーエン兄弟監督作品。

コーエン兄弟ビッグ・リボウスキしか見たことがなく内容も忘れてしまった。

モキュメンタリーではないが実際起こった事件の体のストーリーは「ありそう」で「なさそう」な微妙なラインを間抜けな犯人が行き来する。

近年製作されたドラマ版も気になる。ビッグ・リボウスキを見返したいのとノー・カントリーも見たい。でもプライム切れちゃったんだよな。

T2 トレインスポッティング

トレインスポッティング21年ぶりの続編。劇場で見たかった。

前作のラストで金を持ち逃げしたレントンが街に帰ってくる。が、ロクデナシは何年経ってもロクデナシのままだった。メイン4人とは違い真っ当に成長したダイアンとの対比よ。中年になったレントンとシックボーイの友情は微笑ましくもあり残酷でもある。スコットランド一汚いトイレなど前作のオマージュも見逃せない。

キングコング髑髏島の巨神

上映時に劇場で見て以来2回目。過去のキングコングは見たことないんですよね。
冒頭のマーロウ中尉とグンペイ・イカリの白兵戦から、どデカイコングの登場で心をガシッと掴まれます。これが見たいんだよ。
ひたすらにシブいトム・ヒドルストンや画面越しからも止めたくなるサミュエル・L・ジャクソンの凶行、マーロウ中尉のサブストーリーが見どころです。
2014年のゴジラに続くモンスターバースの作品ということでエンドロール後の映像ではモスラキングギドラの存在を示唆。
キングはコングだけじゃないんだよ。

ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーリミックス

これも劇場で見て以来2回目。

これもサントラがいいよなあ。前作の終わりで仄めかされたスターロードの父親が登場。その辺がメインのストーリーです。

肉親が出てきて感傷的なピーター、すこし優しくなったガモーラ、基本的にはクソ野郎のままのロケット、小さく攻撃的になったグルート、やたらと笑うようになったドラックスと相変わらず魅力的なガーディアンズにそれらを食う勢いのヨンドゥとキャラたちから目を離せないだろう。

そして、最序盤で流れるMr. Blue skyの歌詞を読んでから、もう一度見直してみてほしい。

シング・ストリート

これも2回目。

家庭環境の悪化から荒れた公立校へ転校する主人公がたまたま見かけた女の子についた嘘からバンドを組み女の子をメインしたMVを撮りまくるストーリー。俺もやりたいね。

胡散臭いチビのマネージャーや見るからに変人のギター、雑な理由で誘われる黒人、メンバー募集を見てあっちから来てくれるベースとドラムとちゃっちゃとメンバーを集めたら曲を作りバシバシMVを撮っていくテンポがよいです。

とにかく劇中のバンドが演奏する曲がいい。80年代半ばのヒット曲に元ネタを感じつつも主人公たちが演奏する様はフレッシュだ。特にクライマックスで演奏されるストーリーを総括するような歌詞のbrown shoesは名曲。

前作主人公っぽい雰囲気の兄のサブストーリーもいいです。

ドクターストレンジ

とりあえず見ろ!としか言えない超映像や面白ガジェット、ちょっとかわいい人格付きマントと面白いこと面白かったんですがそんなに好きではないですね。それはそれとして、マッツ・ミケルセンの悪役が似合うこと似合うこと。
MCUを網羅してやる!って気概でもない限り今後でアベンジャーズに合流して気になってからでも遅くないと思います。

 

今年1月に見た映画でした。2月に見た映画も近いうちに書ければなと思います。

2/24 arttheaterguild 札幌sound crue

Arttheaterguildというバンドを知っているだろうか?

残念ながら俺も詳しくは知らない。2014年にbandcampでデモを配信し、2016年夏に1stEPをリリースしたところ、ピロウズ山中さわおを耳に届きラジオで放送とミックスを手がけられ再版、2017年夏には2ndEPをリリースしそのままの勢いで同年10月、下北沢club queの周年イベントであるピロウズワンマンのオープニングアクトに抜擢されたくらいしか知らない。

バンドを知ったのも「山中さわおミックスを手がける〜」のニュースあたりで、holidayの通販にはまだ入荷がなく、まずはbandcampのデモをダウンロードし聞き、その「らしさ」に撃ち抜かれた。一聴してわかるピロウズからの影響と、いい曲、いい歌詞、いいメロディのいいバンドだったからだ。

それが札幌に来るということで居ても立っても居られなかったが、ちょうどタイミングよく札幌に行く用事がありうまいこと見れる算段を立てることができた。

以下ライブレポです。

セッティングが終わりSEをたっぷり流しメンバーが次々とステージに上がる。こちらのテンションも否応無しに上がるライブ直前のこの空気はいつ味わっても筆舌しがたい。

1曲目にして1stEPのタイトル・リードトラックの4 am mellow diverからスタート。アルペジオに近い穏やかなリフに空気感を支配され、この時点でいいライブだと確信する。タイトル通り午前四時のような倦怠感からじわじわとアンサンブルの熱を上がっていく。

 

ArtTheaterGuild/4AM Mellow Diver(山中さわおRemix) - YouTube

 

続いて、これも1stEPからdic tips。1曲目から上がった熱をそのまま持ち込むような、これぞロックバンドという激しい演奏に見てるこっちの熱も上がる。指板をダイナミックに使ったざっくりしたギターリフもキレが違う。この曲が1番音源との差を感じた。

企画主のfebsとの出会いの短めのMCを挟み、今度は2ndEPからundertale。イントロの刻むようなルート弾きからサビ終わりのベースソロといいベースが気持ちいい。

次のfarafraも2ndEPから。ちょっとコミカルなリフからゆったりと始まり、最後は同じフレーズを何度も繰り返しシャウト。こんなの嫌いなわけがないじゃないか。この曲はサビ後半の歌メロにグッとオルタナを感じてとても気持ちいい。

ここでまだ音源にはなっていないhomealone。twitterの公式アカウントが上げるセットリストで認知しており、聞けるかどうか楽しみにしていた曲だ。音数の多い攻撃的なリフに跳ねるようなサビ、ワイルドでありつつ少し捻ねたギターソロと初めて聞いても即乗れるオルタナチューンだった。

長めのMCでは今回の出演の経緯と「ピロウズ」「山中さわお」とファンならすぐにわかる固有名詞をボカした発言に笑いをこらえてしまう。途中でボカすのをやめ、言ってしまうところでは思わず笑ってしまった。

1stEPのpapermoon。AメロBメロを2回繰り返し、溜めに溜めて大サビとアウトロで爆発する構成がとても魅力的だ。

ラストはheadlong。2ndEPのリードトラックでPVも作られている現時点での代表曲なのかな?
リフ、間奏でのツインギターの絡み、ギターソロとある時期のピロウズを色濃く感じさせるが、これぞarttheaterguildという曲でもある。

 

ArtTheaterGuild "Headlong" MV - YouTube

 

 

 

終演後、ギターの木村さんとボーカルギターの伊藤さんとお話しさせていただき、大変楽しく嬉しい時間でした。ライブの感想や曲の元ネタから(undertaleがゲーム由来だと当たって驚きました。)、ピロウズの好きな曲や、デリシャスレーベルのコンピ収録曲など関係ない話まで、お二人とも長々とお付き合いくださり、本当にありがとうございました。申し訳ないです。

 

 

今回聞けたhomealoneに他のライブでは披露されてるtoyring、蝶の舌、sub animal、stamenや、今はもう消えたbandcampで配信されていた、初期デモの収録曲の中でまだ再録がされていないzooとタイトルが判明してる曲が多数あり、次回の音源も楽しみだ。(余談だがピロウズの前座で出演した時の白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギターのカバーも聞いてみたいところである)

YouTubeで気に入った人はこちらからどうぞ

[holiday2014.thebase.in/items/7911807:title]

 

演奏後に伊藤さんから頂いたセトリです。

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4 am mellow diver

dic tips

undertale

farafra

homealone 

papermoon 

headlong

RETURN TO THIRD MOVEMENT! Vol.1 @札幌 PENNY LANE 11/26

書こう書こうと思っていたが、年が明け三週も経とうしているが去年見たライブのレポを書きこうと思います。思うな。

同じバンドを年に2回見るのはそう無いので嬉しいですね(前回は4月のユニゾンとの対バン)。セットリストのコンセプトも変わりますし。本当は7月のアルバムツアーも行きたかったんですけどね。残念でした。

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というわけでRETURN TO THIRD MOVEMENT! ツアー初回は「Please Mr. Lostman」「LITTLE BUSTERS」の2枚の再現。

全公演ソールドで自分の整理番号もほぼ最後尾だったので開場時間に会場に着いたものの入場が始まったばかりなので雪が降りしきる中立ち尽くす。まあこの時間が長く感じる。

 

普段のSEよSALON MUSIC「Kelly's Duck」ではなく当時のSEである同「Stompin' Wheel」が流れる。もうはしゃいじゃうね。

 

不穏なベースリフから始まる「STALKER」で幕が開き間髪を容れず「TRIP DANCER」へ。大好きなイントロでリフで歓声を上げてしまう。その後も「彼女は今日、」「ICE PICK」「ストレンジカメレオン」等名曲を立て続けに浴びせられノックアウト寸前。タイトルトラック「Please Mr. Lostman」で締め。

普段のライブではハイライトに据えられる代表曲と数年ぶりに演奏されるレア曲を惜しげもなくばら撒き前半は終了。この時点で普段のライブ並みの満足感があった。

 

長めのMCを挟み後半へ。「Hello, Welcome to Bubbletown’s Happy Zoo(instant show)」のディストーションギターが響き否応無くテンションが上がる。前半にも増してキラーチューンを立て続けに叩きつけられる喜びに打ち震える。

定番曲「Blues Drive Monster」、「アナザーモーニング」「ONE LIFE」から当時のアルバムツアーでも途中からセットリストから外れた「THAT HOUSE」やひたすらに暗い暗いオリジナルバージョンに寄せたアレンジの「black sheep」のもう2度と聞けないであろうレパートリー。ハイライト中のハイライト、「HYBRID RAINBOW」「LITTLE BUSTERS」で後半も終了。ストロボで目がチカチカする。

 

アンコールは会場限定シングルの「ぼくのともだち」直前のMCで話した山中さわおの親友、岩田コウジとの思い出話を語るようなノスタルジックな序盤からひっくり返すようにオルタナギターが響く二面性のある曲だった。続いて「東京でできた友達の歌」と「cherry」。

興奮冷めやらぬダブルアンコールは25周年以降定番となった「About A Rock’n’Roll Band」これで終わり方と思われたが「イヤモニの調子が悪い」と山中さわお。不完全燃焼だったとのことで急遽「Locomotion, more! more!」へ。何度目かの今日一番の歓声が上がる。俺も上げる。

期待以上の本編にハプニングによるオマケも付き、顔が緩みっぱなしのままドリンクチケットをビールに変え会場限定シングルを買いに物販へ。アナログ盤も欲しいな。

 

途中MCで発言した「vol.2はもう決まってる。」の通り終演後の会場にはポスターが。年が明け詳細も発表され5月6月に行われるとのこと。

次回は「RUNNERS HIGH」「HAPPY BIVOUAC」の全曲再現。今年公開予定のフリクリ2でも使用されるであろう曲が多数収録されている上、タイミングがよければフリクリ2の主題歌もアンコール枠で聞けるかもしれない。

興味があればお近くの会場でぜひ。

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以下拾い物のセットリスト

01.STALKER

02.TRIP DANCER
03.Moon is mine
04.彼女は今日,
05.GIRLS DON’T CRY
06.ICE PICK
07.ストレンジ カメレオン
08.Swanky Street
09.SUICIDE DIVING
10.Please Mr. Lostman
11.Hello, Welcome to Bubbletown’s Happy Zoo(instant show)
12.Blues Drive Monster
13.アナザーモーニング
14.ONE LIFE
15.THAT HOUSE
16.Black Sheep
17.Nowhere
18.パトリシア
19.like a lovesong (back to back)
20.ハイブリッド レインボウ
21.LITTLE BUSTERS
(encore-1)
22.ぼくのともだち
23.cherry
(encore-2)
24.About A Rock’n’Roll Band

25.Locomotion, more! more!

新年

海は死にますか。山は死にますか。風はどうですか。空もそうですか。

そういうわけで年は明けました。めでたいのかは知りません。

 

このブログを始めたのが確か一昨年の大晦日で、そのあとはちょこちょこと思い出した時に4月くらいまでは何個か記事を書いてたんですが、まあ書きませんでしたね。書くことがないので。何を書けばいいんだ。

ライブレポとかCD・映画レビューでもしましょうか。自分の感想を言語化するのに慣れてなくて自分の底が知れてしまうので嫌なんですがね。

今年は最低月に一度くらいは書きたいです。

おしまい。

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旅行計画

一節の言葉に成りたい。

文頭で、文中で、文末で。ふと目に止まる、流し読みされる、斜め読みされる。

読者の心に残るような、残らないような。

記憶の淵に指をかけるように、心の隅をノックするような。

書店で平積みされるような、本棚の奥で眠るような。

忘れ去られる言葉に成りたい。

マスタード

マスタードが好きだ。

マスタードも好きだ。

からしもいい。

マックのナゲットの甘ったるいマスタードなんてものもいい。

ハインツの絵の具みたいな色も好きだ。

 

明日はホットドッグを食べよう。